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紙の本も読みなよ

読み終わったマンガ、小説、その他の本の中でオススメのものを紹介しています。

小説

【小説・ミステリー】『ぼくのメジャースプーン』―サイコパスを反省させる方法

『ぼくのメジャースプーン』辻村深月 / 講談社 ⇧2009年4月発売。 文庫です。 <悪人を反省させる方法> 生まれながらの悪人はこの世にいないのかもしれませんが、成人の中には厳然たる悪人が存在します。 生まれてから十数年が経過する中で、もう更生しよう…

【小説】『神前酔狂宴』―結婚披露宴は虚飾の遊び場だ!【文学】

『神前酔狂宴』古谷田奈月 / 河出書房新社 ⇧2019年7月11日発売。 ハードカバーです。文庫版はまだありません。 <仕事に対する客観視> 愛社精神を持って働いている人は、今の日本にどれくらいいるのでしょうか。 ひと昔前の終身雇用制が常識的だった社会で…

【小説・ミステリー】『ついには誰もがすべてを忘れる』―信用できない語り手の究極形

『ついには誰もがすべてを忘れる』フェリシア・ヤップ / 訳:山北めぐみ / ハーパーコリンズ・ジャパン ⇧2019年2月16日発売。 文庫です。ハードカバー版はありません。 <信用できない語り手> ミステリー用語の「信用できない語り手」をご存知でしょうか。 …

【小説】『恩讐の彼方に』―復讐を優先するな【PSYCHO-PASS SS case.3】

『恩讐の彼方に』菊池寛 / 岩波書店ほか ⇧今からちょうど100年前(1919年)に書かれた短編です。 紙の本版は岩波書店、新潮社、角川、筑摩書房など多くの出版社から出ています。 kindle版ならkindle unlimitedでなくても無料で読めます。 <『PSYCHO-PASS SS…

【小説・ミステリー】『デフ・ヴォイス』―手話通訳士の世界

『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』丸山正樹 / 文藝春秋 ⇧2015年8月発売。文庫です。 『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』はシリーズ第1作目であり、 他に『龍の耳を君に デフ・ヴォイス新章』と『慟哭は聴こえない』が出ています。 これらはまだ文庫化さ…

【小説・ミステリー】『雪が白いとき、かつそのときに限り』―雪の密室と特別な才能

『雪が白いとき、かつそのときに限り』陸秋槎 / 訳:稲村文吾 / 早川書房 ⇧2019年10月3日発売。 著者は『元年春之祭』で「このミステリーがすごい!2019」海外編第4位を獲得して注目を集めている中国人作家です。 ⇧2018年9月発売(早川書房) <トリックか動…

【小説・SF】『嘘と正典』小川哲―共産主義をなかったことにする方法

『嘘と正典』小川哲 / 早川書房 ⇧2019年9月19日発売。 文庫版はまだありません。 <共産主義をなかったことに> この本は短編集です。 6つの話が収録されています。 タイトルは『魔術師』『ひとすじの光』『時の扉』 『ムジカ・ムンダーナ』『最後の不良』『…

【小説】『メインテーマは殺人』―手記形式なのにフェアプレイ(本格ミステリー)

『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ / 訳:山田蘭 / 東京創元社 ⇧2019年9月28日発売。 文庫です。(ハードカバー版はありません) 著者は『カササギ殺人事件』で「このミステリーがすごい!2019」海外編第1位を獲得した実力派作家です。 <フェ…

【小説・ミステリー】『国を救った数学少女』―南アフリカの少女がスウェーデンを救う話

『国を救った数学少女』ヨナス・ヨナソン / 訳:中村久里子 / 西村書店 ⇧2015年7月発売。 文庫版はありません。 <南アフリカ共和国の原爆> 世界の核兵器保有国をご存じでしょうか。 アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランスの5ヵ国が代表例です。 他に…

【小説・ミステリー】『絶唱』湊かなえ―著者の自伝的震災体験

『絶唱』湊かなえ / 新潮社 ⇧2019年6月発売。(文庫版) ハードカバー版もあります。 <震災体験> 震災体験を平気で語れるのは、その中心地にいなかった人達です。 「食器棚から物が落ちて割れた」とか、「あのとき以来、電車の振動にも敏感になった」とか…

【小説・ミステリー】『罪の轍』―昭和の誘拐捜査は超大変!

『罪の轍』奥田英朗 / 新潮社 ⇧2019年8月20日に発売。 文庫版はまだありません。 <昭和38年> 「赤電話」や「黒電話」という言葉をご存じでしょうか。 もはや世間からはとっくに消えた種類の電話機です。 赤電話は公衆電話。 黒電話は個人宅にある電話です…

【小説・文学】『穴の町』―消え始める町から脱出せよ!

『穴の町』ショーン・プレスコット / 訳:北田絵里子 / 早川書房 ⇧2019年7月4日発売。 文庫版はまだありません。 <オーストラリアの小説> オーストラリアで人々が主に居住している区域をご存じでしょうか。 ⇩下図はオーストラリアの地図ですが、白い部分に…

【小説・ミステリー】『トップリーグ』―政治家は疑獄事件をいかに握り潰すか【ドラマ化】

『トップリーグ』相場英雄 / 角川春樹事務所 ⇧2019年7月13日に文庫版が発売されました。 ハードカバー版も2年前に発売されています。 2巻はいきなり文庫版で2019年8月に発売されました。 2019年10月からドラマ放送が開始されます。(WOWOW) 主演は玉山…

【小説・ミステリー】『バビロン』―正義のHERO・検察官【アニメ化】

『バビロン』野﨑まど / 講談社 ⇧文庫です。 2017年11月に発売された3巻まで出ています。 2019年10月からアニメ放送が開始されます。 テレビ東京系とAmazon Prime Videoで配信されます。 <検察官について> この小説は検察官の物語です。 検察官が主人公の…

【小説・ミステリー】『カッコーの歌』―主人公の偽物が主人公

『カッコーの歌』フランシス・ハーディング / 訳:児玉敦子 / 東京創元社 ⇧2019年1月発売。 文庫版はまだありません。 <イギリスのファンタジー小説> イギリスにはファンタジー小説が豊富にあります。 もちろん児童文学の中でも、ファンタジー小説は強いで…

【小説・SF】『なめらかな世界と、その敵』―人類初の月面着陸を果たしたのはソ連?!

『なめらかな世界と、その敵』伴名練 / 早川書房 ⇧2019年8月20日発売。 文庫版はまだありません。 カバーイラストは『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカさんです。 <短編集> この本は短編集です。 表題作を含め、以下の6つの作品が収録されています。 ・『…

【小説・ミステリー】『戦場のコックたち』―探偵は戦場料理人

『戦場のコックたち』深緑野分 / 東京創元社 ⇧文庫版が2019年8月9日に発売されました。 『このミステリーがすごい!2016』国内編で第2位を獲得しました。 <戦うコック> 軍隊には戦闘員だけがいるのではありません。 通信担当や、食糧や軍需品を運ぶ兵站担…

【小説・SF】『天冥の標』Ⅰ―神のいないノアの方舟

『天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ』小川一水 / 早川書房 ⇧1巻は2009年発売。 2019年2月に10巻が出てついに完結しました。 10年がかりで書かれた超長編SFです。 すべて文庫版です。 夏休みはこういう長い小説に挑戦してみるのに最適です。 <神のいないノ…

【小説・ミステリー】『魔眼の匣の殺人』―クローズド・サークル×未来予知

『魔眼の匣の殺人』今村昌弘 / 東京創元社 ⇧2019年2月20日発売。 <前情報> 『このミステリーがすごい!2018』で1位を獲得し、漫画化・映画化もされた『屍人荘の殺人』シリーズの第二弾です。 『魔眼の匣』はまだバードカバー版しかありませんが、『屍人荘…

【小説・ミステリー】『ハバナ零年』―電話を発明したのはベルではない!

『ハバナ零年』カルラ・スアレス / 訳:久野量一 / 共和国 ⇧2019年2月28日発売。 文庫版はまだありません。 <メウッチとは> アントニオ・メウッチという人物をご存じでしょうか。 20代でキューバに移住した、イタリア人の発明家です。 彼は様々なものを発…

【小説・ミステリー】『無垢なる者たちの煉獄』―シリアルキラー VS 強盗団

『無垢なる者たちの煉獄』カリーヌ・ジエベル / 訳:吉野さやか / 竹書房 ⇧2019年1月30日発売。(文庫版) <誘拐もの> サスペンスやミステリーには「誘拐もの」というカテゴリーがあります。 大きく分けて「警察VS誘拐犯」を描くものか、「誘拐犯VS人質」…

【小説・文学】『むらさきのスカートの女』―狂気とコメディは紙一重【芥川賞受賞作】

『むらさきスカートの女』今村夏子 / 朝日新聞出版 ⇧2019年6月7日発売。 第161回芥川賞受賞作です。 文庫版はまだありません。 <前情報> 著者は『あひる』で注目が一気に集まり、第155回芥川賞候補になります。 その後『星の子』でも芥川賞候補に入り、今…

【小説・SF】『三体』―人類の科学研究が壊滅させられる!

『三体』劉 慈欣 / 訳:大森望・光吉さくら・ワン チャイ / 早川書房 ⇧2019年7月4日発売。 発売と同時に売り切れ店が続出し、すぐに重版がかかった話題作です。 今書店に行けば、一番目立つ位置に置かれている本です。 中国発のSF小説です。 この作品でアジ…

【小説・SF】『魔法を召し上がれ』―マジックが理解できれば人間を理解できる

『魔法を召し上がれ』瀬名秀明 / 講談社 ⇧2019年5月16日発売。 <人工知能の意識と感情> チューリング・テストをご存じでしょうか? 正体不明の相手が「人間なのか、人間の真似をした人工知能なのか」を判定する試験です。人間のフリをした人工知能が、それ…

【小説】『線は、僕を描く』―水墨画は一発勝負!

『線は、僕を描く』砥上裕將 / 講談社 ⇧2019年6月28日発売。 <作品の前情報> 第59回メフィスト賞受賞作です。 メフィスト賞受賞作は大抵がミステリーなのですが、この作品はミステリーではありません。『図書館の魔女』(第45回メフィスト賞/高田大介)の…

【小説・ミステリー】『終焉の日』―親が犯した罪は、子が償うべき?

『終焉の日』ビクトル・デル・アルボル / 訳:宮崎真紀 / 東京創元社 ⇧2019年3月20日発売。 日本で翻訳されることの珍しいスペインのミステリーです。 登場人物の名前もイタリア語や英語に近く、スラブ系や南米系の人名のような、発音しづらさに由来する名前…

【小説・ミステリー】『ルパンの娘』―泥棒と刑事のラブコメミステリー【ドラマ化】

『ルパンの娘』横関大 / 講談社 ⇧2017年8月発売(文庫版)。 ドラマ化され、2019年7月から放送が開始されます。 (毎週木曜22時~) 主演は深田恭子さん。 他には瀬戸康史さんや、渡部篤郎さんが出演されます。 著者のデビュー作であり江戸川乱歩賞を受賞し…

【小説・ミステリー】『刀と傘』―司法卿探偵・江藤新平

『刀と傘 明治京洛推理帖』伊吹亜門 / 東京創元社 ⇧2018年11月発売。 <幕末ミステリー> 江藤新平という人物をご存知でしょうか。 維新十傑の一人で、王政復古の大号令を行った佐賀藩士です。 明治政府が出来てからは政治の中枢にいて、最終的には司法卿と…

【小説・青春】『トラペジウム』―アイドルになるための戦略

『トラペジウム』高山一実 / KADOKAWA ⇧2018年11月発売。 <著者について> 著者は人気アイドルグループ・乃木坂46の高山一実さんです。 彼女は初期メンバー(一期生)の一人です。 最近では一期生メンバーのグループからの卒業が続いていますが、彼女はまだ…

【小説・時代】『螢草』―御前試合で仇討ち!【ドラマ化】

『螢草』葉室麟 / 双葉社 ⇧2015年11月発売(文庫版) 時代小説です。 2019年7月からドラマ放送が開始されます。(金曜夜8時から) 主演は清原果耶さん。⇩ 他に町田啓太さん、谷村美月さんなどが出演されます。 <時代小説> あなたは時代小説を読まれますか…

紙の本も読みなよ / A-key-Hit