『クリスマスに少女は還る』キャロル・オコンネル / 東京創元社
こういうタイトルの本はクリスマス以外に読むに限る。(へそ曲がり)
夏の本は冬に。冬の本は夏に。
少女2人が誘拐・監禁されて脱出を試みる話です。
監禁場所内での少女達の奮闘ぶりと、外では大人たちが犯人と少女を捜索。
ラストに驚く事実が明かされ、読者はタイトルの意味が分かります。
優れたミステリーは、タイトル、ストーリー、内容の構成、どんでん返し、キャラクター造形、舞台設定などが綺麗にバシッとキマっています。
全てが完璧に組みあがっていてただただ感動するしかない。
この作品は主人公の少女のキャラが特に良い。
大人や友達が困り果てるほどの悪質なイタズラ少女が、こういう絶体絶命の状況下では頼りになる。
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