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紙の本も読みなよ

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【ノンフィクション】『あらかじめ裏切られた革命』―皆、ただ今日を生き延びるのに必死なだけなんだ

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『あらかじめ裏切られた革命』岩上安身 / 講談社

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↑祝!『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』公開!

2019年1月から3ヶ月連続公開(3話構成)

 

アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』で槙島聖護が読んでいたので、気になって探してみたら絶版でした。

絶版だったので図書館で借りて読みました。

絶版だった場合、ものによっては中古を探すよりも図書館の倉庫に眠っていて、

司書の方に探してもらったら一発ですぐ読めるものがあります。

絶版だけどなんとかして早く読みたい場合は図書館の方が強い時がありますよ。

(Amazonの中古注文はどんなに急いでも、読みたくなった即日には届かないため) 

 

ノンフィクションというかドキュメンタリーです。

著者が非常に丹念に取材を重ねて書かれています。すごい。

現場での取材対象の方との駆け引きもすごいし、洞察力・分析力も素晴らしい。

メチャメチャ濃密な政治小説を読んでいるかのようです。

 

当時のソ連は、どうしようもないくらい汚職、賄賂、暴力がはびこっていて、民衆は死ぬほど貧困に喘いでいて、権力者に失望していました。

他勢力・他国を騙し、自分たちの都合のいいように法も制度も歴史も主張も捻じ曲げます。嘘とプロパガンダを振り撒き、真実を暴こうとする者は暗殺されます。

責任感もモラルも、恥という概念もありません。

ただただ権力と金を求めて争い合う、カオスのような場所。

警察も軍も、裁判官も全くアテにならない腐りっぷり。

 

ロシア人が根本的にダメだと思いそうになりますが、そういうことではありません。

共産主義がダメというわけでもない。

権力者が幼稚だったとか、社会システム考案者たちが無能だったというわけでもない。

誰が悪いと言って、スケープゴートを見つければいいわけでもない。

何か一つに根本原因を当てはめることができない程、カオスと化していました。

軌道修正がもう誰にもできない状況だったのです。

 

ただ、明日の生活も命も分からない状況下で、皆(大衆も権力者も)がそれぞれ必死に生き延びようとしただけなのです。

 

SFのディストピア小説を読んでいるかのようでした。

 これが現実にあったことだとは・・・。

槙島はこういうカオスな世界を求めていたのでしょうか。

 

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