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【マンガ】『ひとりぼっち』—マンガを芸術たらしめる作品

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『ひとりぼっち』クリストフ・シャブテ / 訳:中里修作 / 国書刊行会

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マンガは「娯楽」か「芸術」か。

・・という議論が『バクマン』の中で交わされてましたが、このマンガは芸術の要素が高いです。だからといって娯楽要素がないわけじゃない。

 

日本のマンガを娯楽性90%、芸術性10%だとすると

このマンガは娯楽性30%、芸術性70%くらい。

 

著者はフランスの作家さんですが、フランスのお国柄?もあってか芸術志向が強い。

絵も抜群に上手いし、日本人作家には見られない画風です。

絵が上手いからこそ、セリフが少なくても最強に説得力があります。

 

たまに同人誌作家の作品で、「絵は上手いのに物語性がないからキツい」という評価を目にします。その読者が狭量なのか、ないものねだりなのか、もう少し寛容な心を持てないものかと嘆息いたします。

しかしこの作品は、芸術性の割合を高めつつもストーリーというか文学性もバッチリ詰め込まれていて、文句の言いようがありません。

 

ある島の灯台で独りひっそりと生きている男の話です。

彼は陸を知らず、生活物資は週1回水夫が届けてくれるもののみ。

一番の楽しみは無作為に開いたページを指差し、そこに記載されている単語からイメージを羽ばたかせる「辞書遊び」。辞書の説明文がいかに曖昧で想像の余地だらけかということが分かります。

彼は孤独に苦しんでいるわけでも、悲しんでいるわけでもない。

毎日そこそこ楽しそう。

 

日本のマンガに少し飽きてきたけど、アメリカンコミックのようなマッチョなのを代替物として読む気にもならない方にオススメです。

世界にはこんな作家、作品が存在するのかと驚かれると思います。

マンガの可能性を感じられます。

 

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