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【小説・文学】『奴婢訓』—セコさの極致

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『奴婢訓』スウィフト / 訳:深町弘三 / 岩波書店

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『ガリヴァー旅行記』の著者による、いわゆる「使役される者」(給仕長やメイド、小間使い等)に向けた仕事の心得を記した書。

 

スウィフトは人間嫌いだったとどこかで読んだ気がするのですが、本当にそうなんだなとこの本を読んでみれば分かります。

もちろん、ここに書かれてあるのは皮肉なのですが、それにしても「嫌悪しすぎなんじゃない?」というくらい徹底してひどい書きぶりです。

 

約300年前の人物なので、身分制度や偏見が今よりももっと激しかったのだと思われますが、それとは関係なしに社会や人間に対して怒りと憎悪を燃やしていたような印象を受けました。

 

ここに記述されている仕事術や心得は反面教師として利用するしかないのですが、それにしてもセコい。セコすぎる!

人間の卑しさ、下劣さというのはこういうことだと示されているよう。

行動に移せばもちろんクズ野郎なのですが、頭にそういう発想がよぎるだけでもかなりセコい人間性がその人に根差している気がします。

つまりこの本は「自分の中のクズ要素判定テスト」に使えます。

 

なりふりかまっていられない状況下では、こういった卑しさを発揮するのも致し方ないかもしれません。

しかし、現代社会で実行すれば100%嫌われますし、軽蔑されるでしょう。

 

世の中には知らなくていいこと、知らない方がいいことがあります。

この本に書かれていることはまさにそれです。

この本を読んで人格が高められることは一切ないと断言できます。

 

「なるほど、そういう発想もあるのか」というセリフはほぼ間違いなくいい意味で使われます。

ただ、この本を読んで「なるほど」と思った瞬間、あなたの人間性は確実に低下しています。

今まで読んだ本で、一番人に薦めたくない本です。

 こっそり読んでください。

 

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