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【小説・SFファンタジー】『切れ者キューゲルの冒険』―知恵を駆使する小悪党

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『切れ者キューゲルの冒険』ジャック・ヴァンス / 訳:中村融 / 国書刊行会

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表紙カバーイラストが、僕が敬愛してやまない石黒正数氏によるものだったので買いました。石黒氏は『それ町』と『天国大魔境』との間の期間に『フルット』を描きながらも、色んな小説のカバーイラストも手掛けておられるので、ファンとしてはアンテナを広く張っていないと見逃してしまいかねません。

あぶない。

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ある日、街でそそのかされたキューゲルは魔術師の館に盗みに入るが見つかってしまう。 彼は魔術師イウカウヌの怒りを買って僻地に飛ばされることになる。

盗みの罪を償う試練として、魔法の尖頭(義眼みたいなもので、眼に装着すると天界の景色が見える)を探し出して戻ってくるよう指令を受ける。

尖頭の在処は分かったものの、数には制限があり、多くの人が順番待ちをしていて予約が優先されることが分かる。(所持者は尖頭を目に装着して生活していて、死んだら予約の序列1位の人に譲られる。)

村人たちを出し抜き尖頭をゲットするも、順番を無視して不正を働いたことがバレそうになる。口八丁で誤魔化しまくり、村から脱出する。

そこからもと住んでいた街まで長い旅をすることになる。

こんなひどい目に合わせた魔術師に復讐を誓いながら。(逆恨みなんだけど。)

最終章で街に到着し、魔術師と対決することになるがマヌケすぎる結末が待っていた。

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主人公のキューゲルは最近じゃ見かけないほどのポップなクズ野郎です。

とても主人公として採用しようと普通は思わないキャラクター。

自分が助かるためなら、女の子でも囮として山賊に差しだす。

村人たちに歓待されていると悟れば、どんどん要求レベルを上げていく。(謙虚さや遠慮を知らない。)

しかし、調子に乗ってやり過ぎてしまい失敗するところが、サイテーなのにどこか憎めない印象になっています。

近くにいたら嫌だけど、遠くから見ている分には面白い奴といった感じ。

 平気で嘘を並べ立てるが、それだけではなくピンチを切り抜ける知恵やユーモアがあり機転が利くので、生き延びる術だけは会得しているよう。

マンガで類型キャラクターは誰かいるか例えようとしましたが誰も思い浮かばないほど特異な性格です。『HUNTER×HUNTER』のヒソカが近いでしょうか。そこまでカッコよくはなくマヌケなんですが・・・

彼のキャラクター性を楽しむ小説になってます。

 

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