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【小説・SF】『ハイペリオン』—カレーに温泉卵とから揚げとチーズをのせたような贅沢な物語

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『ハイペリオン』ダン・シモンズ / 訳:酒井昭伸 / 早川書房

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「SFはこれさえ読んどきゃOK」とはさすがに言い過ぎかもしれませんが、

それくらいの熱量とアイデアの豊饒さが凄まじい。

これだけの数のアイデアを一つの小説にぶち込んだら、読者はもう溺れるしかない。

普通の作家なら、アイデアを分けて長編小説を5つくらい作る気がします。

それでも普通のSF小説として十分成立します。

それくらい贅沢な小説がこの『ハイペリオン』です。

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辺境惑星「ハイペリオン」。

そこには古来から人々の畏怖と信仰を集める未解明の建造物「時間の墓標」があった。時間を逆転させる力「抗エントロピー場」を持ち、未来から過去に向かって時間を遡行する存在として知られる「時間の墓標」は時を超越する殺戮者「シュライク」を封じこめていると言われ、シュライク教団により守られていた。

「抗エントロピー場」の原因不明の膨張が観測され、墓標に何らかの異変が起きていた。「時間の墓標」の謎を解明するため、7人の男女が巡礼としてハイペリオンへ送りこまれた。

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「FF10」では仲間が焚火を囲んで休んでいるときにティーダが

「最後かもしれないだろ?だから全部話しておきたいんだ・・」

と言ってこれまでの自分のことを語ることからゲームが始まります。

この小説も似たような構造をとっています。

 

7人の巡礼者たちが現在に至るまでの自分の物語を他のみんなに語ります。

それぞれのエピソードが、ホラー、恋愛、ハードボイルド、戦記、ファンタジーと多岐にわたるジャンルの豊富さで読者を圧倒します。

ひとつひとつのクオリティも高い。

お腹いっぱいになり過ぎて、一気に読み進められません。

物語の壮大さに恐ろしくなります。

 

さらに恐ろしいのはこの小説が4部作の1作目に過ぎないということ。

正直、この『ハイペリオン』(上下巻)だけでお腹いっぱいになれます。

読み切るのにかなりのエネルギーが必要になってくるので、2作目以降に手を出すことに躊躇しています。しかし死ぬまでにはなんとか全部読みたい作品の一つです。

 

ちなみに

第2作は『ハイペリオンの没落』

第3作は『エンディミオン』

第4作は『エンディミオンの覚醒』

です。

 

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