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【マンガ】『ランウェイで笑って』(8巻)―ファッションショーの優劣は何で判断されるのか

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『ランウェイで笑って』猪ノ谷言葉 / 講談社

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↑12/17発売

 

主人公・育人がデザイナーとして初めてファッションショーに参加することになり、

7巻後半からショーが始まりました。

8巻ではついに育人の作った服が登場します。

この前までは仲間だったモデルの千雪も、育人のライバルとして別のデザイナーと組んでショーに参加し、デザイナーが考えたコンセプト通りの役柄を演じ切ります。

次巻でいよいよラスボス的存在の綾野遠の服が登場します。

次巻は2ヶ月後の2月に発売予定。

 

ファッションについて無知な自分の素人目で見たら、育人のデザインした服(10着)も千雪が着た服(14着)も、どれも素晴らしく、甲乙つけ難いのですが・・・

(他のデザイナーの参加者(脇役)が作った服も同じくすごく良い。)

果たして、どうやって順位をつけるのでしょうか。

 

ファッションショーでの優劣はどうやって判断されるのでしょうか?

どういう点が評価されるのでしょうか?

芸術には万人が納得する順位なんて付けられないとは思いますが、

フィギュアスケートや料理対決では勝ち負けが決められます。

フィギュアスケートでは芸術点の他に技術点がありますし、

料理対決では、一応審査員が全員それを食べるわけです。

 

しかしファッションショーでの審査員は、出てくる服を誰一人着るわけでもないのにそれを評価します。服って着心地が大事じゃないの?と僕は思うのですが、ファッションショーは見た目だけで判断するということなのでしょうか。

 

デザイン、縫製技術だけで評価するのでしょうか。

ショーの構成(見せる順番、コンセプト)も評価内容に含まれるのでしょうか。

観客の反応(沸き方)も大事なのでしょうか。

あるいは、ショーが終わった後のバイヤーたちの注目度(注文数)も?

そもそも、すべてのファッションショーで順位を付けているのかも僕は知りません。

評価基準が曖昧すぎるし、順位を付けることにあまり意味を感じません。

まあ、これは少年マンガなので、勝った負けたという結果を分かりやすくするためには必要なことなのかもしれません。

 

人生初のファッションショーで育人が1位を取るのは、展開として出来過ぎているのでおそらく無理だろうという穿った見方をしているのですが、

そうなると優勝候補の綾野遠が、前評判通り優勝するのでしょうか。

未発表の実力者はもう彼しか残っていません。(8巻終了時点)

 

育人の作った10着がすでに素晴らしいのに、それを超えるデザインがあるというのでしょうか。もはや、育人が勝つことよりも、綾野遠のデザインが一体どんなものなのかの方が楽しみです。

 

デザインの優劣は審査員の目に委ねられていますが、読者の目にも委ねられています。

綾野のデザインした服が育人のそれに勝った結果になろうとも、読者がそれを納得しなければマンガとして意味がありません。

エンターテイメントとして成立していないからです。(ミステリーで「物理的に不可能なトリックですけど出来ちゃいました」で解決するようなものです。これは反則です。)

 

著者が一番難しいのは、「これは綾野のデザインの方が勝っている」と読者に納得させることです。そのためのデザインを考案し、読者を説得できる理屈を構築できるか。

読者はそれぞれ感性が違うわけですから、非常に難しい問題です。

この高すぎるハードルを著者は越えることができるのでしょうか。

9巻が楽しみです。

 

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