【広告】

紙の本も読みなよ

読み終わったマンガ、小説、その他の本の中でオススメのものを紹介しています。

【マンガ】『ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました』―人生塞翁が馬

【広告】

紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました』松本救助 / ポプラ社

←判型は大きめサイズです。

 

 著者のことは『眼鏡橋華子の見立て』で知ったのですが、雑誌モーニングに掲載で、

名前が「救助」なので「キュウスケ」と読んでいました。

男性漫画家だと思っていました。

正しくは「キュウジョ」と読むそうです。女性漫画家でした。

←メガネ屋さんマンガ。講談社。

 

男性マンガ雑誌に連載している作家さんで、「ペンネームが男性っぽいけど実は女性」というのは、『鋼の錬金術師』の荒川弘氏と『ホイッスル』の樋口大輔氏以外には知りませんでした。

『眼鏡橋~』はシリアス系なので絵が綺麗ですが、

『ブタが~』はエッセイ系4コマ漫画なので、絵がデフォルメされて簡略化してあります。絵を見るというよりエピソードを読むのがメインです。

タイトルだけでもう「つかみはOK」ですよね。

エッセイ系だからあまり知られていないだけで、タイトルを見たら、思わずどんな内容なのか知りたくなること必至です。

 

<マンガリッツァ豚>

著者は元々デビュー作で『Bar:Mangalica』というWEBマンガを描いておられました。

ブタのマスターがバーを営み、女性客がマスターに癒されるという話です。

そのブタがマンガリッツァ豚という設定でした。

 

マンガリッツァ豚といえば、ハンガリーでは「食べられる国宝」として扱われている豚の品種です。イベリコ豚と祖先が一緒なんだそうです。

第二次世界大戦までは数百万頭の規模で、伝統的な半放し飼いで飼育されていましたが、20世紀後半になって数が激減し、絶滅寸前にまでになりました。

2000年にスペインの協力もあって復活し、2004年に国宝に指定されました。

 

なぜ国宝なのに食べるのでしょうか。

それは、国宝として保護・管理し、食べることによりブランド豚として飼育を盛んにし、数を増やしていこうとしているからです。

合理的な戦略だと思いますが、日本人はすぐなんでも「かわいそう」と言うので、なかなか理解が得られないかもしれません。

 

品質管理も徹底しています。

マンガリッツァ豚には個別にマイクロチップが足先に埋め込まれていて、

一頭一頭追跡調査ができるようになっています。

また、全てのマンガリッツァ豚は、祖父祖母までさかのぼった「血統証明書」を持っています。

さすが、ブランド化しようとしているだけあります。

 

 <ハンガリーの国賓になる経緯>

 マンガリッツァ豚を主人公?にしたマンガを描いていた著者は、ハンガリーの食品会社(ピック社)に呼び出されます。その会社は、マンガリッツァ肉の偽物が最近出回っているので、ネットで「マンガリッツァ豚」で検索してパトロールしていました。

そこに著者の作品がヒットしたわけです。

マンガが気に入ってもらえたようで、国際食品・飲料展での企業コラボが成立します。

 (パンフレットに短編マンガを提供。)

 

後日、ハンガリー大使館に招待されます。

そこでピック社の会長とも挨拶をしました。

さらに後日、ピック社の会長は著者を気に入り、ハンガリーの国賓としてハンガリーに招待します。

なぜ一企業の会長が招待したら国賓になるのか分からない著者に、驚愕の事実が告げられます。

会長は、なんと日本でいう農林水産省の会長だったのです。

マンガみたいな展開ですね。

人生、何が起きるか分からないとはまさにこのことです。

 

あとはハンガリーにて盛大なもてなしを受けることになります。

ハンガリー人はとにかくよく食べるそうです。

飛行機の機内食からして非常に量が多かったとか。

料理のイラストが描かれていますが、どれも美味しそうです。

 

ちなみに、豚といえばピンク色の皮膚が見えていて、毛がほとんど生えていないというイメージですが、マンガリッツァ豚は毛がモッサリ生えています。

毛はスチールウールのような手触りだそうです。

マンガリッツァ豚の姿だけは、巻末に何枚か写真が載っています。

羊みたいです。

毛があった方がかわいいですね。

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

【マンガ】の過去記事リスト(1)~(100)はこちら

【マンガ】の過去記事リスト(101)~(200)はこちら

【小説】の過去記事リスト(1)~(100)はこちら

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 

紙の本も読みなよ / A-key-Hit