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【マンガ】『王様達のヴァイキング』(17巻)―ハッキングされた仮想通貨を奪い返せ!

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『王様達のヴァイキング』さだやす・深見真 / 小学館

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⇧2019年1月30日発売。

<仮想通貨取引所のハッキング被害>

2018年は日本の仮想通貨取引所(コインチェックとZaif)のハッキング被害がニュースにもなって話題になりました。

日本だけでなく海外でも、仮想通貨取引所へのハッキングは毎月のようにどこかで発生しています。

2019年1月は、ニュージーランドの取引所・Cryptopia(クリプトピア)で、15日に17億円分、28日にさらに1900万円分の仮想通貨がハッキングされて盗まれました。

コインチェックよりかは被害額が少ないですが、それでも取引所が資金難で潰れてしまわないか心配です。

 

ちなみに「2018年の仮想通貨盗難被害総額は1800億円」だというレポートが、アメリカの仮想通貨調査企業CipherTraceによって発表されました。

 日本と韓国の被害額は全体の58%を占めたそうです。

やっぱりコインチェック事件がデカいのでしょう。

 

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<仮想通貨の人質事件>

この『王様達のヴァイキング』では前巻(16巻)から、仮想通貨取引所のハッキング事件を扱うエピソードが始まりました。

 身代金要求型ウイルス=ランサムウェアにより、ABW社(物語内の仮想通貨取引所名)の管理する仮想通貨「ゼニム」のウォレットが、暗号化されて引き出せなくなりました。

犯行グループは暗号を解除する条件として、800億円相当の「ゼニム」での支払いを要求してきます。

使用不可能となったのは120億ゼニム(日本円で3000億円相当)。

最悪の場合、顧客の資産が凍結されたままになります。

根本的に悪いのは犯人グループなのに、世論は取引所を責めます。

これはコインチェック事件のときと同じですね。

 

 ABW社は人質(顧客の資産であるゼニム)のために身代金を払うかどうか悩みます。

身代金を払ったところで、犯人が人質を返してくれる保証などないことは、現実の人質誘拐事件と同じです。

 

スゴ腕のハッカーである主人公・是枝一希は、警察のサイバー課と連携して暗号を解除しようと試みますが失敗に終わります。

ランサムウェアの暗号解除は犯人にしかできない完璧な設計でした。

 

一希たちは大きな賭けに出ます。

身代金「ゼニム」をあえて渡し、それを追跡することで犯人を見つける作戦です。

(仮想通貨は取引のやりとりがすべてオープンだから追跡可能。)

取引所もその作戦に乗ります。

「ゼニム」を受け取った犯人たちは、資金を分散させて別の通貨に変えて資金洗浄しようとします。その際に、本人確認のゆるい取引所を使うところがリアリティがありますね。日本や海外大手取引所は本人確認が厳格化してきましたが、海外の取引所にはまだまだ本人確認がメールアドレス登録だけでできるところが実際にあります。

 

最終的にはダークウェブでの取引で決着をつけます。

犯人側に「ゼニム」を返すつもりがないのに、どうやってこちら側に送金させる(返却させる)のでしょうか。

その方法は、ついこの前にハードフォークしたBCH(ビットコインキャッシュ)の騒動が下敷きになっているように感じました。

見事でした。

しかし、犯人たちが人質を取ってくれたからできた作戦ともいえます。

コインチェック事件のように、通貨を盗み出された後に取引所が気付いても、もう手遅れなんですね。これから現実ではもっと複雑な事件が実際に起こるのかもしれないと考えると怖くなります。

 

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<ブロックチェーンのしくみ>

仮想通貨はブロックチェーンという技術で支えられています。

仮想通貨は、取引記録のすべてがネットワーク上に分散されて保存されています。

オープンになっているから誰でも記録を見ることができます。

新しい取引データは一つのブロックにまとめて、過去の取引データに繋げて保存していきます。(これをブロックチェーンといいます。)

 

新しくブロックを付け加えるには、膨大な計算作業が必要になります。

これを採掘(=マイニング)といいます。

世界中のコンピュータが同時にマイニングすれば、ブロックチェーンが複数に分岐してしまいます。

その場合、「長いブロックチェーンが正当である」というルールが適用されて、他のチェーンはなかったことになります。

 

2018年の11月には、「BitcoinABC」と「BitcoinSV」のどちらが正統なBCHかを巡って、市場を騒がせる分裂騒動(ハードフォーク)が起こりましたね。

2019年の2月になった今でもまだ、その余波が続いていて、弱気相場の後押しをしています。

去年の記憶がある方は、このマンガを懐かしむように読めるかと思います。

 

仮想通貨を良く知らない方でも、楽しみながら、一からその仕組みを勉強できるような親切なストーリーになっています。

仮想通貨に興味があるけど、なんだか難しそうと思っている方にはうってつけのマンガです。(エピソードはこの巻で完結しますので、16巻と17巻だけ読めば、仮想通貨の基本的なことは知ることができます。)

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