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【マンガ】『Dr.STONE』(9巻)―狂気的な行動こそ他人を感動させることができる

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

 『Dr.STONE』Boichi・稲垣理一郎 / 集英社

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 ⇧2019年2月4日発売。

 

<前巻までのあらすじ>

ある日、世界同時に原因不明の人類石化現象が起こりました 。

それから地球では何千年も経過し、当然科学文明は崩壊し、失われました。

3700年後、石化から目覚めた高校生の主人公・千空(せんくう)。

石化が解除されたメカニズムは不明のままですが、解除方法は発見できました。

石化している人間に、ある特定の濃度のナイタール液をかけるのです。

 

ナイタール液とは、硝酸とアルコールを混ぜた工業用腐食液です。

硝酸は洞窟内にいるコウモリの糞から採取したものです。

 

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同級生だった大樹(たいじゅ)と杠(ゆずりは)を目覚めさせ、

行きがかり上、格闘術の達人・司の石化も解除することになります。

 

司は、薄汚い大人がいる社会を復活させる必要などない、これは人類をリセットするチャンスだと言って、千空たちと対立します。

(千空は現代社会と人類全員を復活させたい。)

司は優秀な才能をもつ若者を復活させつつ、大人たちの石像を破壊していきます。

(破壊された石像は、復活させてもバラバラなので死んだも同然。)

 

千空と司は袂を分かち、それぞれが自分の仲間(賛同者)を増やそうとしていきます。

(大樹と杠は、スパイとして司の元に残ります。)

 

様々な科学的知識を駆使して、仲間と武器を作った千空たち。

司たちの軍勢が攻めてくるかという矢先、先手を打って千空たちが奇襲をしかけます。

 

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 <狂気的な行動が敵をも感動させる>

 大樹と杠はスパイという目的以外に、司軍の内部で、あるミッションを千空から指示されていました。

その内容はストーリーの序盤では明かされていませんでしたが、今巻(9巻)で判明しました。

 

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なんと司がコナゴナにした石像の破片を拾い集めて、

すべてつなぎ合わせようとしていたのです。

 

 

ナイタール液(復活液)をかけることで、石化解除前に持っていた本人の負傷を治癒させた上で、復活させることがどうやらできるようだと、これまでの経緯で判明しています。

しかし、ナイタール液を石像にかけても、風化した石化表面は元には戻りません。

ただ、コナゴナになった断面が風化する前につなぎ直しておけば、ナイタール液をかけたときには上手く復活してくれる可能性があるのです。

 

可能性があるというだけです。

しかし杠は、司軍内での労働をこなしつつも、毎晩コツコツと時間を作ってこの極秘ミッションに2年間取り組んできました。

杠たちはスパイだということがバレていて、常に監視されています。

その監視役が、杠の行動を見て驚き、感動するのです。

 

科学技術も無くなったこんな原始的な社会で、

社会保障も病院もない弱肉強食のこんな世界で、

明日死ぬとも知れないギリギリの生活の中で、

そんな状況でもまだなお、科学の力で全人類を救おうとしている姿に。

 

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破壊された石像はおそらく何百個とあるのに、

一体の石像を修復するのに何週間もかかるだろうに、

こっそり修復していることが司にバレたらどうなるか分からないのに、

修復できたとしても結局復活は失敗に終わるかもしれないのに、

見ず知らずの人の石像を、黙々と組み立て続ける彼女を動かすものは一体何なのでしょうか?

 

友達からの頼みだからでしょうか?

高い倫理観がなせる業でしょうか?

絶望的な世界でも、自分にできることを見つけたという嬉しさでしょうか?

誰も死なない世界であって欲しいという祈りでしょうか?

 

いずれにせよ、彼女の狂気的ともいえる途方もない仕事は、敵の監視役すら感動させてしまうものでした。

本人としては毎日コツコツやっているだけなのかもしれませんが、

こういった圧倒的な継続力は一つの才能だと思いますし、相当な精神力も要求されることです。

 

ありふれた仕事量や生半可な行動では、他人には響きません。

 狂気的な行動こそが、他人の心を動かして、世界を変えていけるのかもしれません。

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