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【ビジネス】『SHOE DOG 靴にすべてを』—NIKE(ナイキ)の創業物語

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『SHOE DOG 靴にすべてを』フィル・ナイト / 訳:大田黒奉之 / 東洋経済新報社

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⇧2017年10月発売。

Amazonのビジネス書大賞2018大賞を受賞。

 

<はじめに>

著者はスポーツシューズメーカーの巨頭・NIKE(ナイキ)の創業者です。

書店ではビジネス書の棚に置いてありますが、中身は自叙伝的小説です。

著者の視点での一人称小説になっています。

小難しいビジネス用語なんて登場しませんし、「さあ、この本を読んで勉強しよう」と構える必要もありません。

非常に読みやすい内容です。

冒頭の数ページは特に印象的で、まるで長編映画のオープニングを観ているかのようでした。(➡Netflixが本当に映画化するそうです。)

 

タイトルの「シュードッグ」とは、靴の製造、販売、購入、デザインなどにすべて身を捧げている人間のことです。四六時中靴のことを考えていて、靴以外のことは何も話さない「靴の求道者」たちをそう呼ぶそうです。

「オタク」とか「マニア」とか「熱中」よりもさらに上の、病的な段階ですね。

 

 NIKEは今でこそ色んなスポーツウェアを売っていますが、元々はシューズの専門販売から始まりました。

この本では一人の創業者の目線から見た、NIKEの初期の18年間が語られています。

 

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<あらすじ>

著者のフィル・ナイト氏は、大学時代は陸上部に所属し中距離選手として活躍していました。(その時のコーチがビル・バウワーマンで、後にNIKEの共同創業者になります。)

著者は大学院にまで進学し、MBA(経営学修士号)を取得します。

 

1962年のとき、彼は24歳でした。

彼は人生もスポーツのようでありたいと考えます。

何か楽しい夢を見つけて、アスリートのように一心にそれを追い求めたいと。

そして大学時代に書いた靴に関するレポートを思い出します。

 

そこから着想を得て、日本の文化や製品に興味を持っていた彼は、日本の企業と組んで靴の輸入販売をしようと考えました。日本製の靴をアメリカで販売するためにブルーリボン社を立ち上げます。

日本のシューズメーカー・オニツカタイガーの本社がある神戸まで訪れ、独占販売契約の交渉を試みます。

契約は成立しましたが、ブルーリボン社が発注した品が届かなかったり、発送が遅れたり、事情を聞いても返事が返って来なかったりすることもしばしば起こりました。

オニツカが日本での商品販売を優先していたからです。

後日、業績が上がってきたオニツカはブルーリボン社を切り捨てようとしてきます。

 

さらに銀行から貸し渋りに合い、資金繰りがピンチになり倒産の危機を迎えます。

オニツカの不義理に苦しみ、資金が回せなくなったブルーリボン社の状況を救ったのは、同じ日本企業の日商岩井でした。

そしてNIKEブランドを立ち上げ、快進撃が始まります。

 

他にも新商品の開発の経緯、契約した選手の活躍や敗北、同業他社からの嫌がらせ(裁判沙汰)、株式公開までの苦悩など様々なエピソードが語られます。

 

創業当時はアディダスプーマがスポーツシューズ業界で先行していましたが、やがて彼らに迫る勢いを獲得していく様子はワクワクしました。

 

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<徹底した攻めの姿勢>

ブルーリボン社は毎年急成長していきました。

しかし銀行はブルーリボン社の純資産(現金の持ち合わせ)にだけ注目し、融資を渋るようになっていきました。当時の銀行は融資したお金が返ってこない債務不履行を恐れていたのです。

 

ブルーリボン社は借りたお金は毎回きちんと返済しているのに、銀行からはバランスシートがおかしい(利益を内部留保にせずに全部また投資資金にして業務を回している)から、もう少し成長速度を抑えろと言います。

最終的には、銀行の言い分に従わないから口座が凍結されてしまいます。

 

毎年利益が倍になっていっているのに銀行はお金を貸してくれないというのは、笑い話なんじゃないかと疑いたくなるほどのエピソードですね。

緩やかな成長をしている企業では、何かあったときのために内部留保を抱えつつ、余裕のある資金で設備投資などをしていくものですが、急成長をしている企業にまでその方法論を当てはめるとおかしなことになってしまうのです。

 

ギャンブルでもスポーツでもそうですが、「今が攻め時」という瞬間が必ずあります。

それを見誤ると負けてしまいます。

小さな勝利は結果としてはあり得ますが、最初から目指すものではありません。

重要なのは、「攻め時に全力でアクセルを踏めるか」です。

たしかにリスクは伴いますが、これは取るべきリスクです。

 

急激に成長していく企業というのは、どこもこういう綱渡りスタイルなんだなと気付かせてくれます。

ベンチャー企業でもそうでしょう。

新規ビジネスは堅実にやっていたら勝てないぜ!というメッセージにあふれた本です。

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