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【マンガ】『映像研には手を出すな!』4巻―どこまで妥協せずに踏ん張れるか

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『映像研には手を出すな!』大童澄瞳 / 小学館

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 ⇧2019年5月10日発売。

11ヶ月ぶりの新刊です。

『このマンガがすごい!2018』にランクインし、『マンガ大賞2018』にもノミネートされた作品です。

 5月8日に、NHKでアニメ化されることが発表されました。

 

 <創造意欲をかきたてられるマンガ>

 多くの人は社会人になったら、日々の仕事に忙殺されて何かを作ろうとはしなくなるものです。

学生時代ですら、受験勉強に追われて何かを作っている人は少ないかもしれません。

 

本来、人は何かを作りたいという欲求があるはずです。

多くの道具や文明はもちろん、文化・芸術作品もそうして進化発展してきたわけですから間違いありません。

しかし現代社会では消費行動がメインで、創作活動をしている人はまれです。

何でもそろっている時代が想像力を低下させるのでしょうか?

学業や仕事の忙しさが創作意欲を殺ぐのでしょうか?

 

このマンガを読めば、ものづくりの根源的な楽しさ、面白さ、ワクワク感を思い出させてくれます。

自分の想像力の限界に挑むもよし、仲間と協力して一つの作品を作り上げるもよし。

やる気のある仲間が集まると、学生でもこんなにすごいことが出来るんだという勇気を与えてくれます。

読み終えた後は、自分も何かを作ってみたくなること間違いなしです。

 

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 <あらすじ>

 高校に入学し、アニメ制作に挑戦したい人見知りで気弱な主人公・浅草みどり。

お金儲けが大好きな、マネジメント能力に優れた現実主義者・金森さやか。

カリスマモデルなのにアニメーションを作りたいセレブ・水崎ツバメ。

彼女たち3人が出会い、アニメを作るための部活(映像研)を作るところから物語は始まります。

 

浅草は小さい頃から「設定」を考えるのが大好きでした。

彼女の頭の中で想像されているものこそが「最強の世界」だと信じています。

それを具現化することが彼女の夢であり、何よりもやりたいことでした。

 

水崎はモデルをやりながらも、動きの細部までこだわったアニメーションを作ることに情熱を持っています。

昔から「人物」を描く練習もしていたので、画力はすでにかなり高いです。

その代わり、背景を描いたり設定を考えたことはありません。

 

金森は小さい頃からお金儲けが大好きで、徹底した合理性とマーケティング能力で大人たちを圧倒していました。

 高校生になった今では、そのビジネスの才覚にさらに磨きをかけていこうと考えています。

3人が力を合わせることで、アニメ制作に必要な才能が集まったのです。 

 

3巻までは、部費も少なく時間も人手も機材も限られている状況下で、なんとか2つの短編アニメを完成させるところまで来ました。

しかしそれは浅草や水崎にとっては、妥協と諦めの産物でもありました。

 

作るからには発表する。発表するからには締め切りがある。

・・・という、有能プロデューサーである金森が描く「売れるためのロードマップ」は、作り手が納得いかなくても期限までに完成させてきちんと発表までこぎ着けることを強制しました。

それは仕方がないことですが、素人クリエイター達(浅草と水崎)に大きな反省点と後悔(時間が足りないからクオリティを下げるしかない)も残すことになったのです。

 

そこで第3作目の作品では、「ストーリー要素」妥協なく組み込むことに挑戦します。

 

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 <まとめ>

この4巻で浅草はこう言います。

「わかってるんだよ。全部は描けないって知っているんだよ。

今の規模(スタッフ三人)じゃ、描けないと思ってたんだよ。

描けないと思ったせいで、描けるかもしれないものまで描けなくなっちゃったんだよ。

でも妥協ももう嫌なんだよ。

もっとちゃんと描きたい。

やりたいことは、いつでもやるべきだったんだ!」

 

創作というものは、こだわろうと思えばいくらでもこだわれてしまうものです。

誰もが「発表するからにはクオリティを出来るだけ上げたい」と考えます。

そうすると制作時間が無制限にかかってしまい、完成までたどり着けなくなります。

クリエイターには完璧主義者が多いのです。

 

とはいえ、どこかで見切りをつけないとダメなことも分かってはいます。

だからどこかでクオリティに妥協するしかなくなります。

けれど自分に簡単に妥協を許すようになったクリエイターは、それ以降は良いものが作れなくなります。

どこまで妥協せずに踏ん張れるかが、作品と作り手自身の成長を決定づけるのです。

 

4巻最後の浅草のセリフ

「やりたいことを、やりたいようにやるのだ!」

 この信念こそが創作行為をもっと楽しいものにし、作品のクオリティを上げることにつながるのです。

 

現時点での彼女たちのMAXを叩き出したそのアニメ作品は、第29話を全部使って描かれます。

 人間の想像力の素晴らしさを味わえるマンガです。

  

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