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【小説・ミステリー】『ルパンの娘』―泥棒と刑事のラブコメミステリー【ドラマ化】

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『ルパンの娘』横関大 / 講談社

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 ⇧2017年8月発売(文庫版)。

 

ドラマ化され、2019年7月から放送が開始されます。 (毎週木曜22時~)

 主演は深田恭子さん。

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他には瀬戸康史さんや、渡部篤郎さんが出演されます。

 

 

著者のデビュー作であり江戸川乱歩賞を受賞した『再会』はシリアスなミステリーだったので、この『ルパンの娘』もそのテイストなんだろうなと思っていたら・・・

かなりコメディ寄りの設定で驚きました。

意外とドラマにはしやすいのかもしれません。

 ⇧2012年8月発売。(文庫版です)

 

ドラマ化に合わせて、『ルパンの娘』の続編となる『ルパンの帰還』(講談社文庫)が

2019年7月12日に発売されます。

 

泥棒一家の娘と、警察一家の息子が付き合うことになり、今や結婚間近。

お互いの正体を探っていくラブコメミステリーです。

 

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<あらすじ> 

主人公・三雲華(はな)の一家は、全員が泥棒です。

祖父は伝説のスリ師、祖母は鍵師、父は美術品専門の泥棒、母は宝飾品専門の泥棒、兄はハッカーです。

華も幼少期に祖父にスリの英才教育を受け、その才能は祖父を上回るほどでしたが、彼女だけは泥棒稼業を拒否して図書館で司書として働いていました。(唯一の常識人)

 

華は図書館に通う桜庭和馬と恋人になります。

いよいよ結婚まで秒読みの段階になり、和馬の両親にあいさつに行くことになりました。

そこで和馬の一家が全員警察官だということが判明します。

和馬は警視庁捜査一課の刑事で、妹は交通課、父は警備部、母は鑑識課、祖父は元捜査一課の課長、祖母は元警察犬訓練士です。

 

 泥棒一家の娘が警察一家に嫁ぐわけにもいかないので、華は和馬との結婚を諦めようとします。

そんなある日、華の祖父(巌)が河原で殺されるという事件が起こります。

しかも身元が分からないほど顔を石で潰されていました。

華と父は巌の指輪で本人確認をしましたが、警察には知らせません。

三雲一家は叩けばホコリが確実に出るので、警察と関わるわけにはいかなかったからです。

 

巌が殺害された事件は、和馬が担当することになりました。

華は和馬に、捜査の進展状況をそれとなく聞き出します。

警察は「ホームレスが襲われただけ」という結論で、捜査を終えようとしていました。

そんな警察上層部の決めつけに不審を抱いた和馬は、単独で捜査を続行し、その過程で被害者は華の祖父であり、彼は伝説のスリ師であることまで調べ上げます。

そして華の両親も泥棒であることも突き止めます。

警察一家の自分が泥棒一家の華と結婚することはできないと悩みながらも、殺人事件の捜査の手は緩めません。

 

巌は泥棒なので、彼を恨んでいる人間の心当たりがありすぎます。

果たして犯人は見つかるのでしょうか。

 

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<まとめ>

若者だけでなくほとんどの世代の人間が娯楽として時間を使うのはSNSやゲームであり、今や小説はかなりマイナーなジャンルへと変わりました。

そのため、新規の顧客(読書初心者)を獲得するのも難しくなってきており、出版業界が縮小弱体化する流れは止まりません。

 

「行間を読む」という言葉があります。

文章に書き尽くされていない筆者の主張や心情を読みとることです。

読者が著者の隠された意図を見抜くことで、その小説の味や雰囲気をより感じ取ることができて愛着がわき、より深く理解することにつながります。

それが出来る読者は読解力や洞察力に優れているとみなされます。

 

とはいえ、皆が皆、そういうことができるわけではありません。

一から十まで全部解説してある小説は野暮とはいえ、読書に慣れていない人に対してはある程度の説明は必要です。

文章と文章の間で場面をどれだけ飛躍させるかは作家の腕の見せ所であり、そのバランスを取ることは読者への配慮でもあります。

 

この小説では文章間の場面の飛躍を極端に抑えてあります。

小説を読み慣れている人にとってはやや冗長に感じるかもしれない表現も、逐一挟んでいくことで、読書初心者を離脱させない工夫として機能しています。

小説を読み慣れていない人にとっては、非常に親切に感じるのではないでしょうか。

 

 

 小説読者人口が減少していく昨今、それを食い止めるためには新しい小説ファンを増やしていく必要があります。

これは小説を読み慣れていない人に寄り添った、優しい作品です。

設定からコメディなので、ガチガチの本格的な謎が提示されるのではなく、ライトなミステリーになっています。

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