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【マンガ】『ものするひと』1巻―就職活動しない生き方

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『ものするひと』オカヤイヅミ / KADOKAWA

⇧1巻は2018年3月発売。

2019年6月に3巻が発売されました。

 

<就職活動しない生き方>

「就職活動をしたことがあるか」という質問に対して、「ない」と答えられる人は日本にはほとんどいないのではないでしょうか。

「中学高校大学を卒業したら何かの職に就かなければならない」という強迫観念が日本の社会にあるからです。

 

入りたい会社ややりたい仕事が就職活動の先にあるのならいいのですが、

特にやりたい事があるわけでもなく、

かといって大学院に進学したいわけでもなく、

周りの皆もやっているし、やらないとニートだ何だと家族や友達から白い目で見られるので、何となく就職活動して仕事先を見つける人が多いはずです。

まあ、お金を稼がないと生活できないので仕方がありません。

 

しかし世の中には就職活動をしたことがない人も少数ながら存在します。

例えば作家を目指している人達です。

アルバイトで最低限の生活費を稼いだら、他の時間は読書や執筆活動に当てたいので就職はしないのです。 

 

「売れたら作家活動一本に絞ればいいんだから、まずは働きながら兼業でやったらいいじゃん」

というのが多くの人が考えるであろうバランスの取れた意見でしょう。

ところがどうしてもやりたい事がある場合、そうは考えない人もいます。

就職活動しないことで家賃光熱費や税金を払えなくなる恐怖よりも、

やりたい事をやる時間を減らすことの方が恐怖だったりするのです。

 

 自分の中に確固たる世界観を持っている人は、お金よりもそれを失うことを恐ろしく感じるのです。

このマンガの主人公がまさにそうです。

 

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<あらすじ>

 雑誌の新人賞を受賞後、警備員のバイトをしながら小説を書いている主人公・杉浦紺。

デビューはしたので一応プロという肩書ですが、小説一本で食べていけるほどの稼ぎはありません。

バイト先の先輩やアパートの管理人など、執筆活動に励む彼を応援してくれる人もいます。

 

彼は、聴いている音楽や日常風景もいつも創作活動につなげて考えています。

編集者とよく一緒に行くバーでは、言葉の意味を当てることと嘘の意味を作り出すことのふたつを楽しむ「たほいや」というゲームにハマっています。

 

※「たほいや」のルール

①、親が広辞苑から「その場の誰も知らない言葉」を一つ選び、紙に書いてみんなに見せる。

②、短冊をゲーム参加人数分準備し、親はその内の1枚に広辞苑に書いてある通りの意味を書く。子は広辞苑に書いてありそうな嘘を想像して1枚ずつ書く。

③、親が全員の短冊を集めてシャッフルし、読み上げる。

④、子は正解と思う答えを当てる。

⑤、本当の意味を当てた人も、でたらめの意味でみんなを上手く騙せた人も報酬がもらえる。

 

正解でも不正解でも楽しい遊びです。

酒に酔って不毛な議論で誰かとケンカするよりも、はるかにクリエイティブな時間を過ごせます。

実際に文壇バーでされたことがあるゲームなんだそうです。

 

 杉浦は大学の文化祭に招待されたり、同期の作家の受賞パーティに参加したり、けっこう忙しい毎日を送っています。

家に引きこもって、ひたすら文章を考えているわけではありません。

作家の日常生活というのは、案外現実でもそういうものなのかもしれません。

 

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<まとめ>

杉浦は大学の文化祭で知り合った学生に、「なんで普通に就職活動しなかったのか」と質問されます。

 その学生は就職活動の真っ最中だったので、真逆の生き方をしている杉浦が不安にならないのか疑問だったのです。

 

もちろん杉浦にも不安はありました。

家賃や食費、水道光熱費が足りなくなるリスクがあることは分かっています。

しかし多くの人が信じて疑わない「普通」からはずれることよりも、書くことをやめる方が怖かったから、アルバイトしながら執筆活動するという生き方を選択したのでした。

(フルタイムで働くと、正社員だろうが派遣社員だろうが仕事に疲れるし、大幅に時間が取られてしまいます。)

 

 「なんで小説家になろうと思ったの?普通じゃないって言われるの怖くなかった?」

と聞く学生に対し、杉浦は

「小説家になりたいと思ってなったんじゃない。

やりたいことをやっていたらなっていたんだ。

 と答えます。

 

やりたいことがある人は、「とりあえずの安定や安心」を真っ先に考えないのかもしれません。

 「若いうちは体力があって身体も丈夫だからいいけれど、歳をとってからどうするの?」という批判ももちろんあるのでしょうが、フルタイムで働いていたとしてもいつ会社が潰れるか分からない時代なので、結局同じことです。

(少々貯蓄できたとしても、厚生年金だけは老後の生活資金は2000~3000万円不足するのですから!) 

 

「今は若い時は好きに生きられない時代」なんて考えだしたら、それこそ人生の終わりです。

これは就職しないで生きていてもいいんだよと、背中を押してくれるマンガです。

 

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