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【マンガ】『スーサイドライン』1巻―自分のための能力か、他人のための能力か

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『スーサイドライン』naked ape / 竹書房

⇧2019年6月20日発売。

 

 <バディ刑事もの>

ドラマ『相棒』をはじめとして、「刑事もの」にはバディものが多いです。

というか大体がバディものです。

刑事が単独行動することは許されず、基本的に二人一組で行動するからです。

コンビを描くならうってつけの題材といえます。

 

バディ刑事ものを描くにあたって、二人がどういう性格や個性を持ったキャラクターにするかが、作品のほとんど全てを決定づけるといっても過言ではありません。

大抵は、真逆の性格や能力を持った人物がバディになります。

片方が冷静なら、もう片方は熱血系。

片方が頭脳派なら、もう片方は即行動派、という具合です。

 

この漫画もバディ刑事ものであり、

主人公は感情的ですが、相棒は冷静に主人公を諫める役です。

主人公は感覚派ですが、相棒は論理的に物事を考えます。

対照的にした方が作品が面白くなりますね。

 

この漫画の一番の特徴は、主人公の特殊能力です。

なんと、死臭を赤い線で可視化してしまうのです。

死体から半径数十メートルまで近づけば、たとえ建物の中に遺体があって見えなかろうと、そこに遺体があることが分かるのです。

つまり遺体が水や土の中に埋まっていたとしても、立ちどころに見つけてしまうわけです。

警察犬よりも迅速に的確に遺体を見つけるので、犯人だから遺体の場所を知っているのではないかと疑われる始末です。

 

主人公の嗅覚は平均的なレベルですが、遺体から物理的に離れても臭いがつきまとったり消えたりします。つまり彼の能力は幻臭―心因性のものなのです。

どうやらそれは、彼の幼少期の体験から来るものみたいですが・・・

 

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 <あらすじ>

主人公・黒田雅刀は警視庁捜査一課の刑事です。

彼は今日もまた、池の中から捜索中の遺体を迷いなく発見しました。

死臭が見えるからです。

とはいえ、腐乱死体を見ても平気なわけではありません。

むしろ遺体を発見する前から顔色が悪くなり、見つけたあとはいつも吐いています。

 

 心配した捜査一課課長は、彼を特命捜索捜査室に転属させます。

「特異行方不明者」を探す部署です。

特異行方不明者とは、行方不明の届け出の中で事件性が高い家出人・失踪者のことです。

他部署の捜査支援のために「人捜し」の専門家が集められたのです。

遺体を見つけては吐いてばかりの黒田に、生きている人間を見つける仕事を与えることで、精神的にマシになるのではないかという課長の計らいです。

 

黒田はスゴ腕の犯罪心理プロファイラー・伊香賀(いかが)の補佐につくことになりました。

最初に担当する案件は、昨日の夕方に母親から行方不明届けが出た女子中学生の捜索です。

昨日の時点では事件性なしと判断されていましたが、今朝になって下校中の少女を連れ去った車が盗難車だと判明したので、捜索の優先順位が上がったのです。

 

捜索を続け、森で当該盗難車と少女のスマホを発見しました。

そしてその先にある小屋から赤い線が何本も見えたことで、黒田は気分が悪くなります。

そんなに何本も線が見えたことがなかったからです。

 

 おそらく少女はすでに殺されていると黒田は推測します。
絶望的な気分で小屋の中に乗り込んだ二人は、そこで待ち伏せしていた犯人を揉み合いの末、逮捕しました。

そして、まだ生きている少女を発見することができました。

 

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<まとめ>

 事件解決後、自分の能力のしんどさを黒田は伊香賀に訴えます。

「こんな能力いらない」と。

 ところが伊香賀は「お前がいらないなら俺によこせ」と言います。

 

驚いた黒田は「殺人犯だとか疑われながら死体しか見つけられない、終始ゲロを吐く刑事になりたいのかよ」と問いかけます。

伊香賀はこう答えました。

「 このキャンプ場に埋められていた4人の遺体が見つかった。まだ出てくるだろう。

お前が見つけてくれたから、この子たちをやっと家に帰してやれる。

お前の力は、生死も分からず待ち続けている家族と死者をつなげてやれるんだよ

 

意味のないように思えた力が、実は人の役に立つことができると分かった瞬間です。

 自分にとって無意味で価値のない能力であっても、他人にとっても同様だとは限りません。

自分のためになる能力と、他人のためになる能力。

どちらが大切なのでしょうか。

残酷な描写もありますが、よく読めば考えさせられる側面もあります。

 

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