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【マンガ】『ニュクスの角灯』全6巻―明治ハイカラ・アンティーク浪漫譚

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『ニュクスの角灯(ランタン)』高浜寛 / リイド社

[高浜寛]のニュクスの角灯  (1) (SPコミックス)

⇧1巻は2016年発売。

最終巻の6巻が2019年8月27日に発売されました。

 

 

<作品の時代背景>

この漫画の舞台となる時代は、1878年(明治11年)です。

明治11年といえば大久保利通が暗殺された年でもあります。

つまりこの作品は『るろうに剣心』と同じ時代を描いているという事です。

 

『るろうに剣心』の舞台は東京と京都ですが、この漫画の舞台は長崎です。

長崎は江戸時代の鎖国状態の下でも、唯一海外と接点があった地域です。

そのため異国の情報や物が他の県(藩)よりも豊富でした。

そういう背景もあり、明治の世を待たずとも、民衆が海外の文化を受け入れる下地はすでに整っていたと言えます。

 

 長崎貿易で輸入されていたものは生糸や毛織物、絹織物、砂糖などの生活必需品がメインでした。

しかし明治になってからは、それ以外の文化的な品物もどんどん日本に入ってくるようになります。

 

これまで日本の文化しか知らなかった人々は、海外産の珍しい物品に目を輝かせていたことでしょう。

この漫画では、そんな明治11年の日本では珍しかった品々が紹介されていきます。

 

「長崎 出島 画像」の画像検索結果

 

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<あらすじ>

 1878年(明治11年)の長崎。

海外貿易がますますさかんになり、外国の商品を扱う商店も増えていました。

 

西南戦争で両親を亡くした主人公の少女・美世(みよ)は、親戚の家に下宿させてもらいながら奉公先を探していました。

彼女には、触った物の過去や未来の持ち主が分かるという神通力がありました。

そのため色んな店の面接を受けましたが、気味悪がって採用してもらえません。

その他に特技を持ち合わせていなかったのも不採用の理由です。

(※彼女は文字の読み書きも出来ませんし、帳簿もつけられませんし、料理も下手だし、外国語も話せません。)


美世は、ダメ元で怪しい外見の道具屋「蛮(ばん)」を訪ねます。

募集要項を読めなかった彼女は応募条件を満たしていませんでしたが、店主のモモ(=小浦百年(こうら・ももとし))が彼女の神通力に興味を覚え、採用することにしました。

美世は叔母さんに「クビにだけはなるな」と強く言いつけられていたため、ビクビクしながら仕事をすることになります。

 

道具屋「蛮」では、モモが海外から面白いものを買い付けてきて売っています。

彼はパリ万博から帰って来た直後でした。

「万博」とは、世界中の優れた発明品や美術品などを展示する博覧会のことです。

モモはそこを実際に見に行って、「これは売れる」と思った品物を出展業者から仕入れてきたのです。

 

輸送されてきた商品を店内に陳列するところまでは終わりましたが、商品の名前や取扱説明書などはモモしか読むことが出来ません。

そこで彼は美世にローマ字を教えることにしました。

ひらがなも書けない美世は、「私は馬鹿だからできません」と怖気づきますが、モモに教えてもらってすぐにローマ字を読み書きできるようになります。

彼女が勉強熱心だったので、モモは英語版の『不思議の国のアリス』を教科書代わりに彼女に進呈しました。

 

それから美世は道具屋「蛮」で珍しい外国の品々と出会い、それまでの人生とは全く違う、輝きに満ちた毎日を送ることになります。

 

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<まとめ>

明治初期の話なので男尊女卑の思想が社会の常識であり、家族や周囲からは「女は文字の読み書きなんて出来なくていい」と言われるため、女性は勉強したくてもできない時代でした。

そんな環境で生活していれば、人は自己評価が下がって自信をなくして生きることになります。

本当は出来るのに、環境が与えられなかったために活躍できなかった女性は、昔は数多くいたことでしょう。

 

主人公の美世は活躍の場を与えられて、しかも珍しい外国の文化に触れられる環境にあります。

それまで馬鹿にされてきたことを思えば、毎日が夢のように楽しいことでしょう。

最初はビクビクして仕事をしていた彼女が、徐々にワクワクしてやる気に満ちあふれていく姿は、読者に勇気を与えてくれるでしょう。

 

ちなみに1巻で登場するのは 

ジャック・ドゥーセのドレス、ダニエル・ペーターのミルクチョコレート、
シンガー社のミシン、セーラー服、エジソンの蓄音機、革ブーツなどです。

現在では誰もが知っている物でも、最初はみんな、使い方や構造が分からずに困っていたんですね。

 

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