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【小説・ミステリー】『虚構推理』―偽物の犯人をでっち上げろ!【2020年1月~アニメ化】

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『虚構推理』城平京 / 講談社

[城平京]の虚構推理 (講談社タイガ)

⇧2019年1月23日発売。(文庫です)

 

<注意!>

この本は講談社タイガというレーベルから出版されたものであり、2015年に講談社文庫から『虚構推理』という同じタイトルで出ているものと内容は同じです。

さらに2011年に講談社ノベルスから出た『虚構推理 鋼人七瀬』内容は同じです。

「虚構推理シリーズ」は講談社タイガから出されており、他に『虚構推理 スリーピング・マーダー』『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』があります。

 

 

また、漫画版も出版されています。

◆『虚構推理』(作画:片瀬茶柴 / 講談社 / 1~11巻)

 

 

2020年1月からアニメ放送が開始されます。

 (テレビ朝日、MSB、BS日テレにて)

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<著者について>

著者の城平京さんは、『スパイラル ~推理の絆~』 (作画:水野英多 / スクエニ / 全15巻)や『絶園のテンペスト』(作画:彩崎廉 / スクエニ / 全9巻)などの漫画の原作を務めており、推理モノに定評がある作家さんです。

上記の作品は、共にアニメ化もされています。

 

漫画原作だけでなく、小説も出版されています。

デビュー作の『名探偵に薔薇を』(東京創元社)や、『雨の日も神様と相撲を』(講談社タイガ)などがあります。

 

   [城平京]の雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)

 

そしてこれから紹介する『虚構推理』で、第12回本格ミステリー大賞を受賞しました。

 

 「鉄骨 画像」の画像検索結果"

 

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<あらすじ>

主人公は女子高生の岩永琴子。

彼女は11歳の頃に妖怪にさらわれ、彼らの相談役(知恵の神)を引き受けることになりました。

そして妖怪たちに頼られる存在になった代わりに、右目と左足を奪われてしまい、今では義眼と義足で生活しています。 

 

琴子は2年前から、桜川九郎という青年に片思いをしていました。

彼とは琴子がリハビリのために通っている大学病院で出会ったのですが、当時は彼に紗季という彼女がいたため、琴子は一旦身を引きました。

その後も病院で彼の姿を見かけるたびに、様子を伺い続けます。

そして最近、九郎が彼女と別れたらしいと知り合いの看護婦から教えてもらいました。

チャンスだと判断した琴子は、すぐに九郎に告白しに行きました。

 

 九郎は2年前の琴子との出会いすら忘れかけていたので、いきなりやって来た琴子と付き合うことに難色を示しました。

そして紗季と別れることになった理由を明かしました。

それは二人で京都に旅行に行ったとき、カッパに出会い、カッパが九郎の姿を見て逃げ出したからだというのです。

つまり異形の妖怪であるカッパが怖がる九郎とは一体何者なのかと、紗季は九郎が怖くなったからです。

 

 実は九郎は小さい頃に人魚とクダン(件)の肉を食べさせられ、不死身かつ未来予知ができる身体になった人間でした。

彼の家系ではそういう人体実験が全員に行われており、多くの失敗例を出しましたが、数少ない成功例として九郎は生き残ったわけです。

琴子は日常的に妖怪と関わってきたので、一般人の紗季とは違って、そんな彼の境遇をすんなり受け入れることができました。

 

それから2年後。

琴子は九郎と同じ大学に入学し、二人は人間と妖怪とのトラブルを解決するために協力するようになっていました。

彼らは、最近「鋼人七瀬」という都市伝説が話題になっていることを気にしていました。

 

「鋼人七瀬」の内容はこういうものです。

アイドルの七瀬かりんが父親を殺害したというウワサでスキャンダルになり、地方都市のホテルに身を隠すことにしました。

その後、 彼女はホテルの側にある工事現場で、無数の鉄骨の下敷きになった死体として発見されました。

死体の顔は鉄骨によって潰されていました。

その数ヶ月後から、その街では「2mほどの鉄骨を抱えてアイドル時代の衣装をまとった顔の潰れた幽霊を見た」という人が増え始めたのです。

 

最初の頃の「鋼人七瀬」は、一般人の前に現れて脅かすだけの、さほど実害のないものでした。

しかし徐々に暴力性を増していき、一人の刑事を殺害するまでに至ります。

妖怪たちの要請を受けた琴子たちは七瀬の調査を進めていき、「鋼人七瀬」の正体をつきとめました。

つまり「鋼人七瀬」は七瀬かりんがこの世に未練を残して地縛霊になったというものではなく、ネットを介した人々の集合的な妄想が実体を持つようになった亡霊だということです。

 

「鋼人七瀬」は現実に害を及ぼす亡霊として、存在を確立しつつありました。

亡霊を消滅させるには、大衆にその亡霊の実在を疑わせる必要があります。

果たして琴子たちは、他人に罪を着せることなく、どうやって大衆のイメージを書き換えるのでしょうか。

 

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<まとめ>

 普通のミステリーでは、真相解明をするために主人公たちは動き回りますが、この小説は逆です。

真相はすでに分かっているけれど、虚構の亡霊が現実で暴れ回っているので、その虚構を崩すためにさらに嘘を構築しようというのです。

亡霊を消し去るために偽物の犯人をでっち上げて、それを皆に信じ込ませれば勝ちというゲームです。

 

幽霊自体がすでに妄想なので、より魅力的なストーリーでないと皆のイメージを塗り替えられません。

もちろん論理的にも、ある程度整合性が取れていないといけません。

真相や真犯人が重要なのでなく、「誰が犯人で、どういう真相なら大衆が一番面白いと感じるか」が重要になってくるのです。

 

これまでになかった形のミステリーでしょう。

終盤の100ページに渡る虚構推理の構築過程は見事です。

 

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